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危険な系譜 番外編 理想の世界2本文見本
 危険な系譜 番外編 理想の世界2

■ 菱形 俊樹  ヒシガタ トシキ

 カナダへ外交。
 あんなことを言っていたので、思わず成田空港で武くんを探してしまった。
 騒々しい小綺麗なフロアに、彼の姿は無い。
 もとより、私は彼がどんな服装の趣味をしているのか、なども知らなかった。そこに彼がいたとしても、声を掛けられるまで気付かないことだろう。
 あの部屋で会った時は、白いブラウスだったように思う。髪に花を差していたし、あんなギャグのような騒動があったこともあって、細かい部分は覚えていな かった。
 大きな原因は……すぐにベッドに横になってしまったから、彼の顔しか認識していなかった……のだろう。あの時は、顔とは言っても、よくよく確認していた 訳ではなかった。まだ彼と関係を継続させるつもりもなかったから逃げ腰だったのもある。
 私は、日本では欧風の顔だちだと言われるが、ヨーロッパに行けば、完全に日本人の顔だと言われる。
『日本人なんだから、オリエンタルビューティーが一番だろ。お前は、洋風の顔だから日本で目立つんじゃなく、世界中どこに行っても、「日本人として」綺麗 なんだよ』
 そんなことを正雄が何度も言っていた。
 武くんは、私よりももっと日本人顔だった。だが、目は大きいし、切れ長だけれど二重なのだ。……だった筈だ。
 逃げよう逃げようとしていたからか、細部が思い出せない。
 ただ……ドアの前で彼と立ち会った時、今思い返せば日本武尊を名乗っても良いほどに、凄絶な光を目に宿していた。
 戦う男の目だ。
 私と、同位に、戦える目だ。
 正雄と、同じぐらい、闘える、目だ。
 彼を自分の後釜に、と、正雄は本当に思ってくれているのだろうか。
 ふっきれる筈が無い。
 正雄とは、三〇年以上一緒にいたのだから。
 それでも……
 愛されたい……!
 抱き締められたい!
 抱き締めたい……
 力の限り抱き締めても霞と消えない肉の躰が欲しい。
 強く……突き上げられたい……
 正雄……武くん……
 どちらに対しても、誠実で無い気がする。
 あれから、武くんにはあっていない。
 どろどろに抱き合って、とろとろに口接けて……半身を引き裂かれるかのような思いであの部屋を出た。部屋の前で武くんは右、私は左の廊下を進む。ああ、 彼はそっちから来たのか。
 正雄と離れる時と似ていて、なんだか笑ってしまう。
 たかが一晩で、私の心はこの子供に吸い着けられてしまった。ただ二回、肌を触れ合わせただけなのに。
 私は、そんなに惚れっぽかったのかな。正雄にも、そう言えば一目惚れだった気がする。そう言うことを考える前に出会った。ただ、ずっと一緒にいた。
 正雄を好きになってから、他の誰をも見ることは無かった。見ていれば、誰かを好きになっていたのだろうか……
 愛したい……
 愛されたい……
 触れたい……
 触れられたい……
 抱かれたいっ……
 その心が突き抜けて、必死で正雄を忘れようとしている、私。
 滑稽で……笑ってしまう。
「あ、」
 と彼が声を出したので振り返ったら、何かをこちらに投げた。咄嗟に避けようかどうしようか迷い、機械のようだったので受け止める。携帯電話だ。
 私にこれを持っていろ、と? と顔を上げたら、すでに武くんはいなかった。真っ白い廊下だけが目の前に広がっている。
 シミ一つ無いその白さに、三半規管が狂ったのか、目眩を感じた。仕方がないので、携帯電話を胸ポケットに入れる。元来た廊下を戻ると、リムジンがいて、 乗り込んだ。クッションに沈んで、天井に鉛のような息を吐いた、瞬間……
「っっ!」
 突然、シャツが左乳首をこすりあげたから跳び上がった。先程左の胸ポケットにいれた武くんの携帯が振動している。液晶には『タケルくんでーす(ハー ト)』と出ていた。数秒それを睨み、携帯を開いて着信ボタンを押し、左胸を左手で抑える。さっきの振動が、そこからジワジワと熱を産んで……腰が熱くなっ てしまった。
 あんなにしたのに!
『わーい。電話出てくれてありがとーっ、俊樹さんっ。それ、持っててもらってイ?』
 明るい声。字で書くと共通語だが、イントネーションが西の発音で、耳に新しくて心地よい。
 今までの私の人間関係には、無かった、言葉。声。
「非常に邪魔だ。家に置きっぱなしになるよ」
 大体、公務で出ている時は自分の携帯を持っているので精一杯だ。他は臣斗くんが全部持っているから、こんな携帯を臣斗くんが持っている鞄には入れられな い。
『うん、それでえーよっ。持っててくれたらウレシーッ! メールも電話も、盗聴防止になってんのん。安心してなっ』
 ゴム毬のように跳ねている声がかわいい。やはり若いな……若い……あれで疲れていない彼はとても若過ぎる……
 そうだ。直樹より年下なのだ。
 息子より……年下なのだ。
 私も、頭が狂っているな。
 武くんのニコニコ声を携帯の向こうに聞きながら自嘲する。
 ああ……でも、もう駄目だ。この声が、かわい過ぎてたまらない。ようやく歩きかけたふさふさの小犬が、ちぎれんばかりに尻尾をふりながらわふわふと、よ たよた歩いてくるかのような雰囲気だ。思わず笑顔で見守ってしまう。立ち上がれずに、こけてしまうのすら愛らしい。そんな小犬。忙しいのに、歩いて来るの を見守ってしまう。自分の手で、その愛らしい頭を撫でて上げたいがために……待って、しまう、小犬。
 シールドグラスの向こうに近所の景色が見えた。もう家に着いてしまったらしい。残念だが、この時間に喋りながらエントランスには入れないな。
「マンションに着いてしまったよ、武くん」
『あー、残念っ! じゃ、また今度っ。しょっちゅう電話したら邪魔やろから、しばらくジシュクしとくしー。でもゴメンナッ』
「何を謝るのだね」
 彼の息が一度、聞こえた。声が聞き取れていないのかと携帯を耳に押し付ける。
『……我慢できんよぉなったら……電話してまうから……邪魔やったら……遠慮のう切ってな……?』
 低い、声。小さな、声。囁く、声。
『大好き。俊樹さん……今日はホンマありがとう……ごっつ嬉しかったん……またね……』
 プツ、と。通話の切れる音さえ、悲しげだった。
 泣いていた?
 その声に胸がキュウと痛くなった。直樹が泣いても、こんなふうには意識しなかったのに、なぜ彼にこんなに入れ揚げているのか。
『俺、俊樹さんの恋人やんね?』
 にこにこと聞いてきたその言葉。今日だけだ、今だけだ、とさんざん言ったのに、それを忘れたかのように新しいことを言ってくる。
 冷静になれば、どれだけおかしいことかなどすぐにわかる。わかる、とは言うものの……
 リムジンがマンションの地下駐車場に入った。エレベータの前で止まるので、恐る恐る降りる。
 少しふらふらしているが、足腰は立つようだ。わずかに腰が痛いけれど、これは正雄が居た時もあったものだし、まぁ、いいだろう。
 五時半か……臣斗くんが来るまで寝よう。
 さっきまでは頭がはっきりしていたのに、エレベータの上昇の圧力で脳がずるりとどこかに行ってしまった。
 起きたら、枕元にバナナが一本、ホットミルクが一杯と朝刊が数紙、置いてあった。いつもどおりだ。ミルクを飲んでバナナを食べながら新聞を開いて、読み ながら用を足し、顔を洗ってジムルームに行く。ウォーキングマシンで少し速めに歩きながら新聞を全部目を通して、シャワーを浴びて、昌斗くんが作った食事 をする。その間、臣斗くんがずっとついて回って今日の予定と伝達事項を読み上げ、私はテーブルに置かれた直近の書類を読む。
 頭がはっきりしていて、文字の方から目に飛び込んでくるようだ。
 さわやかだなーっ!
「今日はさらにお元気そうですね、俊樹さん」
 皿を片づけながら、昌斗くんがにこにこしていた。
「兄さんに言われたんで、少し多めに作ったんですよ。なのにぺろっと……ですもの。本当、一時期、食が細くなられてたので心配しましたけど、安心しまし た」
 そう言えば、先日まで食欲も無くなっていたな。食べていないから疲れていたのだ。だが、精神を病んでいては腹は空かない。私は、健康になったのかな。
 元に、戻ったのかな。
 正雄が死んだことを……忘れたのかな……
 非人情ではないだろうか。
 正雄が死んだことは、何をしても消えるものではないのに……
「俊樹さん」
 読み上げていた書類を置いて、臣斗くんが、テーブルに置いていた私の手を取った。温かい手。
 そう言えば武くんはもっと温かかった。
 子供体温なのだ、と実感したものだ。彼にしろ、臣斗くんにしろ、『子供』ではないけれど。私より若い分、新陳代謝が活発で体温が高いのだ。
 私はもう、四四歳を過ぎたのだ。なんだか、四二のまま止まっている気がしていた。
 四三歳の誕生日を正雄と祝う筈だった。あの事故は、私の誕生日の一〇日後だった。表向きには誕生日は祝ってもらったが、正雄とはまだだった。
 だから、頭の中がまだ二年前のままなのだ。
 熱い手が、私の指先を握りしめる。
「人が死んだことを忘れるのは、生きている者の勤めです」
 臣斗くんはゆっくりと言ってくれた。
「その人が死んだことから学ぶことがあるのならば、考えなければなりません。俊樹さんが父の死から学ぶことは、移動のさいは速やかに建物に入ること。それ だけでしょう?」
 そうだ。あの時、もっと早くホテルに入っていれば、あんなことにはならなかった。
「ゆっくり歩いていたのは父ですよ? 俊樹さんは父を引っ張って、早くホテルに入ろうとしてらっしゃいました」
 当然だ……早く、正雄に抱かれたかったから……
「ゆっくり歩いていたのは父です。父が俊樹さんと同じ歩調で歩いていれば、僕達と一緒にホテルに入っていて、あの惨劇には遭いませんでした。俊樹さんは父 を引っ張ってらっしゃったんですよ?
 ですから、『移動のさいは速やかに建物に入ること』これは、俊樹さんが今さら学ばれることでは無いのです。
 父の死に、俊樹さんは一遍の責任も、持ってはいらっしゃいません。父の死から俊樹さんが学ばれることも何もありません。ですから、父の死を記憶の遠くに 置くことで俊樹さんが楽になるのなら、早く忘れるべきなのです。父の死を忘れようとする俊樹さんの心を、俊樹さんが責めないで下さい」
 涙が、溢れてしまった。
「何度でも泣かれると良いです。涙には精神の浄化作用がありますから。泣けば泣くほど、涙の分だけ悲しみは癒えていきます。泣きたいのを我慢しないで下さ い。いつでも、泣いて下さい。我慢なんてしないで下さい。それだけ俊樹さんに思われて、父は幸せですよ。
 父が俊樹さんを突き飛ばしてまで俊樹さんを救ったのです。俊樹さんが黄泉路をさまよってどうしますか。
 あなたの夢は、父の夢ではないでしょう?
 あなたの夢を、父が支えたのでしょう?
 父がいなくても、あなたはあなたの夢を遂行しなければならないのです。
 もう十分、俊樹さんは父のために苦しんで下さいました。あなた自身のことを、考えて下さい。
 そうでないと、あなたを救った父が、可哀相です……」
 臣斗くんの言葉にもっと涙が溢れた。
 その言葉に頷きたい。その一方で、それが心理学を応用した慰めの言葉だと、頭のどこかで計算していて、真実の彼の言葉ではないのではないか……と、疑っ ている私がいる。
 本当は彼は、父親を殺した私を恨んでいるのではないか。疎んでいるのではないか。そんなことを、考えている、私。
 辛気臭い……私が辛気臭いっ!
 テーブルを叩き落として立ち上がった。少し震えていた拳が、睨み付けていると動かなくなった。
 よし。
「忘れるよ」
 自分の拳に呟いた。そして、臣斗くんを見て、昌斗くんを見る。
「君達の言葉に甘えて、君達のお父さんを忘れさせてもらおう。しばらくは泣くと思うから、氷だけ用意しておいてくれるかな」
「準備万端です」
 昌斗くんが渡してくれた、冷たいアイマスクを目に当てて、もう一度座った。両手で頬杖をつくように、マスクを抑えて目を瞑る。
 気持ち良い……氷の温度が脳まで貫きそうだ。
『ファミリーを作るんだ、俊樹。お前のファミリーだ。俺とお前の血族で、お前を支え続けるんだ。巨大なファミリーだ。世界一信用できるファミリーだ』
 正雄が嬉しそうにそう言っていた。
 私を一番理解してくれている優秀な臣斗くんは、全世界のロビィストを難なく統括してくれている上に、資産運用も巧い。昌斗くんは、けっこう神経質な私が 何も言えないほど、身の回りを綺麗に調えてくれる。三男の景斗くんからはアメリカの最新情報が入ってくる。他の兄弟達も、警察、医療、産業、教育のトップ に入ってくれているので、次回、私が出馬するとなれば強力な政治基盤になるだろう。
 正雄が残してくれたものは、巨大だ。彼一人より、巨大だった。
 臣斗くんがスケジュールを読み上げ出す。昌斗くんが片づけを始めた。そう言えば、このまま昌斗くんはこのマンション全部を掃除してくれる訳だが、武くん の携帯電話をどうしよう。鍵付きの引き出しに入れるか? 
 目を冷やしている間に、臣斗くんがダイニングから消えた。今日着る服を出してくれているのだろう。携帯はどこに置いたかな。ナイトテーブルの引き出しの 中に入れた筈だから、そのままで良いか。
 アイマスクを取ってみたら「まだ冷やしていて下さい」と昌斗くんが言った。まだ腫れているらしい。まいったな。とりあえず、冷やしながら歯を磨く。鏡で 確認するともう目は収まっていた。よしよし。これぐらいで腫れが引くのならば、泣くこともあまり気にしなくて良いな。部屋に帰ったら好きなだけ泣こう。泣 いて早く忘れよう。
 眼鏡をダイニングに置いたままだったのでよく見えない。輪郭がはっきり見えるまで鏡に近づくと鼻がぶつかった。その汚れをパジャマの袖で拭いて、私を睨 みつける。
「私は、切り替えが早いのが特技の一つなのだ」
 呟いてみた。
 うん、そう。私は切り替えが早いのだ。
 早いのだ。
 大きなため息が出た。重たい岩が転がったように感じる。
 忘れたい。忘れたくない。
「俊樹さん。着替えをそちらにお持ちしましょうか?」
「いや、そちらに行くよ。もう大丈夫だ」
 服を着せつけてもらった。今日のネクタイは赤系か。うん、いい感じだ。
「いい感じだ」
「いい感じですね」
「ですね」
 子供達が笑う。
 正雄の子供達が笑う。
 あの女の子供達が、笑う……
 私は、正雄が死んだ瞬間……あの女から正雄を奪い取れた、と歓びはしなかっただろうか。
 闇が、そこに転がっている。

 つつがなく、カナダに出立し、バンクーバーでカナダの財務大臣と会見し、雑事をこなしてホテルに帰った。いつもなら、部屋の中まで臣斗くんが来る けれど、今日は何か用事があったのか、携帯を気にしながら部屋の前で別れた。何か連絡があったらしい。
 リビングのテーブルの上に、ケーキがあった。シャンパンも、冷えているようだ。
 誰が注文した? 臣斗くんか? そんなことは一言も言っていなかったのに。
 カナダでの外交など、珍しいことでもないし、祝うようなことでも無い。
 臣斗くんに連絡しようと携帯を出して、番号を呼び出しながらケーキを覗き込んだ。
 蝋燭が……二〇本……へしゃげているが明らかに誕生日ケーキだ。勿論、私のものではない。何か、ケーキに手をついたような潰れかただ。
 水音? バスルームを覗くと、中で武くんが、上半身裸で洗濯をしていた。
 ハムスターが、必死にひまわりの種を食べていてるように見えなくもない。そのひまわりの種を取り上げて、慌てさせてみたい、と思わせる風情だ。そのシャ ツを取り上げたら、どんな顔をするだろう。
 また現実逃避をしている。そんなことが問題なのではない。
「あっ! 俊樹さんっおかえりーっ!」
「お帰り、ではなかろう。どうして入った?」
「俊樹さんに会いたかってんっ」
「どのような手段で入ったのだね、と質問している」
「リュージさんに頼んだら、入れてくれた。方法は企業秘密らしぃて、寝とったから、知らんのん」
 あのリュウジくんというのはそんなことまで請け負っているのか。ナニ屋なんだ一体。それより、このホテルのセキュリティーはどうなっているのだ? これ は通報しておいた方が良いのではないのか? 私が泊まるホテルだぞ、そんな甘い所の筈が無いのだ。
 だが、今通報したら……武くんが掴まってしまうな……どうしよう……
 バシャバシャ。武くんは相変わらずシャツにシャワーを当てて泡を洗い流している。
 君は、自分が居て良い場所ではない所に居る、という緊張感は無いのかね? なぜ私だけがドキドキしているのだ。理不尽だな。
「それで……何をしているのかね」
「お洗濯」
 泡だらけのシャツを私に見せながら、武くんはにっこり笑った。笑う所ではないだろう。かわいい顔をして……
 この前キスをして気付いた。彼は少しだけ八重歯が出ている。パカッと口を開けると、それが見えた。歯並びは綺麗だけれど、そこが少しだけ長くて……キス した時に、舌に当たるから……目を瞑っていても正雄と違うのがわかる。
 元が肌の匂いもなにもかも違うけれど。傍にいる男に、正雄の影を探している自分が厭になる。
 違う……
 正雄とは違う……
 わかっているのに。
 なん? と武くんが、小首を傾げて私を見上げていた。私は今、どんな顔をしていただろう。ばしゃばしゃ、また武くんがシャツを洗い出す。
「ケーキに蝋燭差しとったら、最期の一本刺した時にこけてもて、ケーキに手ぇついてもうたん……んで、シャツも汚れたから、洗ってたん…………いやや わーっ! 俊樹さん帰って来るまでに綺麗にしとくつもりやったのにーっ! ハズカシ!」
 シャツで顔を覆った武くんは、泡にむせて咳ごんだ。すでにそこらへんは彼の芸なのではないかと思ってしまうほど、間抜けだ。そしてそれがかわいい。それ より、先程すすいでいたのに、まだ泡立っているのはなぜだ?
 くんくん、とシャツをかいで、武くんはまたボディーシャンプーをシャツに垂らして泡立てた。
「何度洗うのだね」
「ケーキの臭いがとれへんのー」
「どのみち、そこまで濡れていれば一緒だろう」
「そやかてー……俊樹さんの匂い、まぎれてまうやん?」
 やん? と語尾だけ重ねてまた見上げてくる。しょぼくれた小犬のような風情。かわいい……
 思わず、びしょ濡れの武くんを見下ろしたまま和んでしまって、足が冷たくなってきた。スリッパが濡れて靴下まで染みてきたらしい。スリッパは、日本人用 にホテルが用意してくれているものだ。
 そう言えば、まだ足を洗っていなかったな。
「シャワーを貸してくれるかな?」
「洗ったげるーっ!」
 靴下を脱いだ私を認めて、武くんが嬉しそうにボディーシャンプーを手に出してねりねりと泡を出した。
「なん? 帰って来たら足洗うの、いつも?」
 さわさわ、と。まったく厭らしさの無い指が泡越しに触れてくる。子供がお父さんの足を洗っているかのようだ。たしかに、彼は直樹より年下だから子供でい いのか。そうか。
「そうだね。靴が嫌いでね。下駄で生活できると快適なのだよね」
 いつもなら、帰ってくればすぐにシャワーを浴びている。出て行ってくれないかな。
「靴下も嫌いなんや? 自然派ヤネー。着物で生活したら下駄でえーんちゃうん?」
「和服がとてつもなく似合わないのだよ……」
 くっ……昔、正月に羽織袴を作った時のことを思い出した。直樹が成人式を迎えた年の、正月のためにあつらえたのだ。
 シャツでも、袖が通常より七センチ長いから特注なのに。袖が足りないから、布が特注になるし、その上袖が長いし、帯も上の方に来るからバランスが悪い し、直線裁断だから躰の細さがそのまま出るし、まさしく電信柱のようだった……さすがにあの時は真喜子も褒めてはくれなかったな。直樹はしゃがみ込んでま で笑っていた。着付けの人も、笑いをこらえて痙攣していたし……正雄だけが「お前の顔は何着ても綺麗だね」と笑っていた。「まぁ……下駄生活は諦めろ」と 肩を叩かれて、わかってはいたけれどショックだったのだ。
「あなたってなんでもお似合いになると思っていましたけれど、お似合いにならないものがあったのですねぇ。良い生地ですのに……もったいない……」
 と、真喜子もため息をついていた。あの時、彼女も久保田一竹で訪問着を作っていたのだ。まだ若かった彼女に、朱鷺色の辻が花はとてもよく似合っていた。 彼女はそれを、顔を赤らめるほど気に入っていたけれど、私が和服を着ることが無くなったので、彼女もずっと洋服だった。彼女が出かける時に着ると良い、と 何度か言ったけれど。「良く考えたらピンクなんて軽々しくて、訪問先の方に申し訳ないですわよね。着物を着て遊びに行くほど着物慣れもしていませんし」な どと言って二度と袖を通さなかった。
 何も欲しがらなかった彼女が、唯一、作り手を指定してまで作った着物だったのに……
 あれ以来、私も彼女も和服は着ていない。
 下駄生活……本当に憧れなのだけれどねぇ……
 日本に帰ったら、彼女に無理矢理あの着物を着せて食事に行こう。私に遠慮する必要はないのだから。
「俺も似合わんよーっ! 奴凧みたい、って言われたー!」
 ふと、日本に意識を飛ばしていたら、目の前に出て来た武くんの笑顔。たしかに、彼の家も格式のある家だから、七五三から正月から和服だった筈だ。その和 服でリュウジくんと会ったのかな。かなり近しい付き合いだな。
「奴凧は日本の風物詩なのだから、それに似ているのは、日本人として間違いではないだろう」
「そうなんかなー? 一人で連凧すんな、ってリュージさんにイワレター。意味わからんしー」
 一人で連凧? なぜそんなこと……に…………ああ、このちょこまかさは着物を着ても変わらないから。直線断ちの服を着たら残像が連凧に見えたのか。
 正答かどうかはわからないが、その思いつきに自分で笑ってしまった。私が笑うと、武くんもニャハハッ、ともっと笑う。かわいい。眺めているだけで顔がほ ころんでしまう。
「では、どう出て行く気かね」
 ようやく話を元に戻せた。さすがに、入っていない人間が、ドアから出て行く訳には行かないだろう。朝は臣斗くんが迎えに来る。最後に忘れ物がないか点検 するから、隠れ場所は無い。武くんはポカンと私を見上げた。
「あ……そや、どーすんやろ。リュージさんに聞いてへんわ。俊樹さんと一緒に出たらあかんねやんね?」
「駄目だね。それより、だから、どうしてここに居るのだね。気がついた時はどこにいたのかね?」
「ソファーに寝とってん。びっくりした」
 アソコ、と、バスルームの壁を通り越して、リビングの三人掛けのソファーを指さす武くん。
「臣斗くんが一緒に部屋に入ってきたらどうするつもりだったのだね?」
「それは巧いことしとくー、ってリュージさん言うてたー。万が一入って来たら、センターテーブルの上で彫像のフリしろ、て言われたー」
 ミロのヴィーナスふうにしよか、ダビデ像がいいか迷ててん……などと、本気か冗談かわからないことを言う。つまりは、臣斗くんを絶対に中に入れないだけ の準備があった、ということだ。今でも、いつ臣斗くんが入ってくるかと私は少し焦っているのだがね。それは安心して良いということかな。
 部屋に入る前に臣斗くんに掛かってきた電話はリュウジくんの差し金か? 臣斗くんはいくつか電話番号を持っているが、先程掛かってきた着信音はプライ ベートのものだ。番号は私の家族と彼の家族しか知らない筈なのに。どこで調べたのだろう。あ、臣斗くんから電話だ。
『俊樹さん、もうおやすみになりますよね? 僕はホテルを出ます。明日の朝、七時に伺います』
『夜の街に行くのかね。珍しいね』
『こちらのロビィストが、急に会いたいと行って来ました。今日はそちらに泊まると思います。支障はありますか?』
 これもリュウジくんの差し金なのかな。あの臣斗くんが全然疑ってないようだ。切れた電話をしばらく見つめてしまうぐらい、驚いている私がいる。
 ジャブジャブ。
 私の目の前には、武くんの水音。
 泡だらけのシャツを洗って、ギュッ、と絞って……武くんはそれを、着た。イい男がしたたっているよ……良い絨毯なのに……
「な……ぜ、濡れているシャツのを着るのだね?」
「んー? 他に服無いしー。着とったら乾くやん。あんねーっ、それよりねー」
 武くんが、私を押してリビングに出ようとした。それよりではない、それが最優先事項だ。
「その濡れた服を脱ぎたまえ。風邪を引く」
「えー? 大丈夫やてー」
「君が引いて、私に移されては叶わないのでね。予防したまえ」
「あーっ! そっか。堪忍なー」
 ぬぎぬぎ…… と、べとべとのシャツを脱ぎ難そうにしている。ひょろっと細く見えるのは物凄く着痩せして見えたのだな。なんだその腹筋と胸筋は。毎日鍛練しているように も見えなかったのに。かわいい顔となんてギャップがあるのだ。
 じっと眺めていた私の視線に、武くんがポッと頬を染め、見ちゃイヤン、と言って胸を隠した。思わず踵を返す。
 なんというか……武くんの、照れた顔がかわい過ぎて……すべて忘れてしまいそうになった。
 そうなのだ。私は人を好きになるとどこまでも好きになるのだ。正雄がすることすべて把握したくて仕方がなかった。
 正雄は……私一人のものではなかったから……
 たまに正雄が、朝からシャワーを浴びてくることがあった。正雄の匂いすらしない朝。それが、彼女とセックスしてきたからだと気付いた時、たまらなく厭 だった。
 気付かなければ良いのに。勝手に悟って気分が悪くなっている自分に、さらに自己嫌悪を起こす。嫌な癖だ。
 脱いだシャツをバスルームに投げ捨てた武くんは、私を追い越してテーブルに駆け寄る。テーブルについたクリームを慌てて拭き取り、蝋燭に火をつけた。 マッチを持ったまま、にちゃっ、と笑って私を振り返る。
「俺の誕生日なん。今日」
 祝って祝ってー? と言うように、上半身を曲げて、下から覗き上げてくる武くん。スピッツか君は。かわいいから、だから、君。
「家族と祝わないのかい?」
「えーっ! 俊樹さんに祝ってもらわな意味ないやんっ! 二人ッキリー! えへへへへぇっ。ケーキ潰れてもたけどっ……えーよねっ? フインキ、フイン キ!」
 ライトを落とした闇の中、熱い手が私の左手を握りしめる。
「はっぴばーすでーとぅーゆー」
 武くんが歌い出した。君が歌うのならば、トゥミィだろう。私の手を持って、手拍子するかのようにぱんぱん、と手を合わせる。
 武くんが、歌いながら私の目を見つめて来た。歌って? 歌って? 歌って? と小首を傾げて見上げてくる。
 私も、正雄も愛妻家として通っていたから、互いの誕生日の夜は、家庭で過ごした。
 大体は互いの家族を招待し合って過ごしたが、子供達と彼女達が邪魔だった。
 邪魔だと……意識してしまう自分の心が厭だった。 
「ハッピバースデー、ディア、武くん」
 私が歌うと、闇の中、ニチャッ、と武くんがもっと笑った。私の手を持ったまま、飛び跳ねそうに躰を揺らしている。
「ハッピバースデー、トゥーユー」
 私の歌に合わせて、武くんが蝋燭を吹き消した。
 一瞬の暗転。
 チュッ、とくちびるに、キス、の感触。
「ありがと、俊樹さん」
 チュッ、チュッ……抱き締められて、キス、キス、キス……
「めっちゃうれしぃわぁ……しゃーわせぇーぇーぇー……」
 ああ、武くんは臣斗くんと同じぐらい上背があるのだな。私がすっぽり隠れてしまう。正雄より、少し高い。鼻が鎖骨にぶつかってしまう。いつも下から覗き 上げてくるから、小さな子供のように感じてしまうけれど。背筋を伸ばすとこんなに大きい。
 八重歯が、舌に当たる。
 くちびるへの優しい感触に酔いそうになった時、武くんの手が私の腰を掴んで、くるくるくる、とその場で回転させた。ナニ? 一瞬の目眩。そのまま、シャ ツをズボンから引き出しし、胸にっ……キスっ……うっぁっ……
 ジュッ……と音を立てるぐらい吸いつかれて、ジクンッ……と、躰が震えた。
「俊樹さんの、匂いぃ……するぅ……」
 ぺろっと胸から脇まで舐め上げられて、囁かれた。
 今までは、シャワーを浴びてからあそこに行っていた。今日は、朝から一度もシャワーなど浴びていない。先程浴びようとしたら彼がいたから、そのままだ。
「シャワーを……浴びさせて、くれ……ないか? ……ぁんっ……気持ちが悪い……汚いよ、舐めない……でっ……うっ……」
 股間を服の上から揉まれたまま、ベルトを外してくる。くちびるは胸。乳首を軽く噛まれて、下ることもできない。
「俊樹さんお好みの、真っ暗闇の中やでー? 恥ずかし無いやろ?」
「そう言う問題では、な、かろ……うっ……」
 ファスナーを下ろされて、あっと言う間に私のものを、呑み込んだ、彼の、口っ……
 彼は私の足元にしゃがみ込んでいるのだろう。吸い上げられるとくらりと酩酊感が襲った。
 一条の光も無い中、どこが上なのか下なのか分からなくなってくる。立っていることが難しくて、彼の頭にすがりついた。しがみつきたいのに、抱き締める躰 がない。彼の頭は私の腰より下にしかない。躰がっ揺れるっ! バランスがっ……下は毛足の長い絨毯だとは言え、この体勢で後ろにこけたら、最悪、首の骨が 折れるっ……多分、武くんの伸ばしている足の上に落ちるだろうし、彼の足が折れるかもしれないし、大体、銜えられているそこが、歯で引き裂ける可能性 が……っ……
「あっ……やっ…………もっ……怖いっ! 武くんっこけるっ! 倒れるっ! 怖いっ!」
「えー?」
 呑気な声が、股間から湿った音で聞こえてくる。
「怖いんはあかんなぁ……じゃあ、座ってぇ?」
 座る? 武くんが私の膝の少し上に手を掛けて下に押した。
「絨毯に膝をつくのは……いやだ……」
「ワガママやなぁっ! 相変わらずっ!」
「土足で歩いている絨毯だぞっ! 当然だろうがっ!」
「怒りないなー。ごめんって……」 
 彼がもっと吸い上げてくる。先端をきゅぽきゅぽ吸ったり押し出したりしながら、ベルトを外して……スラックスが足元に落ちた。下着の下から手を差し込ん で、尻を両手でもみ込んでくる。皮膚が突っ張って穴が動くと、ジワリと来た。
「やめろとっ言うっのにぃっぃっ!」
「匂いする方が……ええ、やん……か……人形、相手に、……しとるん……ちゃう……ん……やし…………ええ匂い、……やで……?」
「銜えたままっ……喋るっ……なっ……ぁっ!」
「俊樹さんの、匂い」
 歯が、甘噛みするように、当たる……武くんの八重歯がっ……カリッカリッ……と、引っ掻かかれるよう……
「ベッド……へ、行こう…………武くん……」
 もう、限界。立っていられない。今すぐ膝が抜けそう。
「ベッド好きやねぇ」
 なぜそこでため息をつく?
「転倒するとか、バランスがとれないとか、そんな不安感の無いセックスをしたいのだよ……床なんかに膝をついたら、汚いし、膝が痛いし……骨に異常が来た ら、私の年では治らないのだぞ」
 若さが違うんだ! 若さが! 私の年ではもう無茶はしてはいけないのだよ。
「……スリルある方が面白ない?」
「スリルなんか、国政だけで十分だ……」
 本当に……外交より国内問題の方がドキドキする。英語やフランス語より日本語の方が通じないとは、どういうことなのか問い詰めてみたい。
「ああ、そっか……」
 私の股間で気の抜けた声を出さないでくれたまえよ……
「俺、日常生活がつまらへんから、エッチにスリル欲しぃなるけど……そっか。俊樹さんは安心安全で気持ちいーのがほしいんや?」
 笑ってる笑ってる……だから……喋るなら口を離して……くれたら……ううっ……
「……そうだね。間違いなく、予定調和が欲しい。今日、君は何をするのだろう、とドキドキするのは、精神安定に悪過ぎる」
「ごめーん。全然思いつかんかったわ。じゃ、ベッド行こか? シャワーはええのん? 俊樹さん」
 とても理解してくれたらしい。この子は、最近の若い子にしては言葉が通じるのだな。……と、言いながら、口と指がっ激しくっ……
「ぁあっ!」
 下着の下で、武くんの掌がクロスした。右手で右の尻を、左手で左の尻をもみ込んでくる。指がっ……あそこの近くっ! 穴を押し広げるようにっ引っ 張っ……てっ……中が、ぁっ……動くっ……ぅっ……
 尻を揉みながら、武くんが立ち上がった、気配……胸を合わせて、抱き締められて……っ……ぁっ……いつのまに、武くんは全裸……私はネクタイもしたまま なのに。まくられた腹から腰、太股に彼の肌が当たる。
 灼い……肌が……当たる…………
 彼の大きなものが、私の足の間にっ……陰嚢を持ち上げて、奥のツルツルした所をごりごりこすってくるっ……そこっ……力がっ抜けるっ!
 クロスしていた手が元通り、左手で右の尻を、右手で左の尻をもみまくる。物凄い勢いで揉んでる。汁になって噴きだしそうっ! ぐにぐにされるたびに、最 奥が歪んで延びて押されてっ……直接触ってはくれないその圧迫感だけで、息が熱くなるっ!
「俊樹さんの好きなとこ歩いて? ぶつかる時は俺の背中が先にぶつかるから、遠慮せんでええよ。怖無いよ? 俺が支えてるから」
「歩けっ……なんてっ…………っ……手をっ離せっ……」
「いやーん。今日俺の誕生日なんやからー。いっぱい俊樹さんにさわるんーっ! 触りまくんのんっ! 明日は会議無いんやろ? 観光だけやん?」
「視察と言うのだよっ! 観光では、ないっ!」
「映画のロケ地巡りなんか観光やん」
「フィルム・コミッションは立派な産業だっ!」
「それ経産省の分野ちゃうん?」
「次の立候補でどの大臣になるかはわからないのだから、どの分野の視察も有意義なのだっ!」
「あーいえばこーゆーっ……政治家に口で勝とうと思うのが間違いでしたーっ! 口、塞いだろっ!」
「くぁっ……あっ……!」
 下の口をっ、塞がれたっ! どういう体勢なんだ! 腰がっ……膝がっ! 抜けるっ!
「何年か前に、カナダで同じルート行ったんやろ? なんでまた同じとこ行くん? あんなちっちゃい蒸気時計二回も見んでええやん」
「私がどんな時計を好きだろうが君に文句を言われる筋合いは無い!」
 ギャスタウンは学生時代に正雄と行って、数年前にももう一度行って……今度行っても、隣に正雄が居るのではないか……と。ルート選択を迫られた時に、つ いギャスタウンを選んでしまったのだった。
 あの時はまだあのクラブを知らなかった。当然武くんと出会っている訳もない。鬱々していたし、泣くのをこらえるので必死だった。
 ギャスタウンの単語を眺めただけで泣きそうだったのだ。
 今の気持ちで赴いてどう感じるのか。今はそれも実験のような気がする。
 でも、それより…………武くんのっ……ううっ!
 武くんが一歩下がった。慌てて私が前に踏み込む。動くと重心がずれてっ……中の武くんがっ跳ねるっ!
「あっ……待ってっ……動かっないっ……でっ……」
「リビングの真ん中におったら、いつまで経ってもシャワーもベッドもたどりつかんよ? そのままトントン歩いてーっ」
「うっあっ……あああぁっ!」
 武くんが、私の腰を軽く自分の腰に乗せて、後ろに歩いた。そしてドンッ、と何かにぶつかる。その衝撃がっ、中に真っ先に来てっ……イっき、そっうっ……
 咄嗟に武くんの後ろに手を伸ばすと、訳のわからない冷たい感触があった。これはあれだ。ローチェストの上に置かれているマイセンの置物だ。こちらは大き な花瓶。花瓶は……バスルームへ向こう廊下の左傍にあった、筈。ここに角が……あった。
「頼む、武くん……離して……離してくれ。シャワーを浴びたあとで…………ゆっくり、ベッドでしよう? 頼むから……」
「離れるのはイヤやー。とりあえず、シャワーやね?」
「うぁっあっ……動くっなっぁっ!」
「動かんと、いつまでもシャワー行かれへんよ? 俺はここで俊樹さん押し倒してもええんやから。いやなん俊樹さんでしょ? ほら、歩いてー」
 腰が砕けるっ……今すぐ膝をついてしまいそうっ…………痺れてっ……躰がっ……
「シャワー入る前に、服脱がなねー」
 壁に背中を押し付けられて、ボタンが外されて行く。ネクタイを外されて、ようやく息がつけた。
「えっと…………たしか、ここらへん、に……ぃ……あったあった!」
 ざりざり、と武くんの掌が壁を探って……電気が、ついた。
 洗面所!
 目の前に、鏡っ!
 全裸の武くんの背中と、お尻、足……その奥に私の右目っがっ……武くんの腰の両脇から、白い足がっ……
「やっ……電気っ! 電気を消せっ! 電気っ!」
 スイッチに手を伸ばしたが、その手を壁に縫い止められる。
「あかんよー。さすがにお風呂は電気つけな、こけて死ぬで?」
 にっこり笑う武くんの顔が、見える。チュッとキスしてくる。離した顔で、少し視線を下ろした。その先は、私の、胸っ!
 キュッ、と両方同時に乳首をつままれて、腰が抜けた。
「あっ……ぁああぁっ!」
 こねこねこねこね……と胸をいじられながら、喉元にかじりつかれる。武くんの上半身が動くと、中がっ……手前にえぐられてっ…………
 押しはなしたいけれど、離れたらそのまま絨毯にこけてしまいそうで武くんにすがりつく。その腕が鏡に映っていてっ……なんて淫ら、な……
「……頼むから……武くん……電気を……消して…………消して……くれ……」
「このままさっとシャワー浴びて、さっと寝室行ったらすぐやよ?」
「電気を消せっ!」
 バン、と壁を叩く音とともに電気が消えた。ホッと……した、のに……
「はっ……アグッッアアアァッッ!」
 最奥から突然の衝撃が来て、喉から突き出そうになった。
 膝……膝に絨毯の、感触。ナニ?
 床に、座っている? 太股の間に、武くんの、足……
 衝撃に躰が震えてっ……腰が震えると武くんを締め上げて、すると武くんが中で跳ねて、それに私がまた震えて……止まらないぃっ!
「ぁあっ……ぁあああぁっ! ひっひぃっ……腰がっ溶けるっぅっ!」

危険な系譜 番外編 理想の世界2

01:25 同人誌本文見本 comments(0) -
危険な系譜 番外編 理想の世界2
険な系譜 番外編 理想の世界2

A5 P100 1000円

新刊割引は2010年4月末日必着。

傾向 -----------------------------------------------------

壮年(美中年)政治家総受 年下攻

20歳東大生×44歳政治家ラブラブ、女王様あり
ならずもの×44歳政治家輪姦強姦

番外には基本的にグロは無いです。
クラブの表の顔のみ。

キャラ ----------------------------------------------------

菱形 俊樹ひしがた としき44最年少財務大臣クールビューティ女王様受
阿騎野下 武あきのした たける20東大生カワイイ系へたれ攻
緒方 臣斗おがた おみと23俊樹の秘書正雄の長男
緒方 昌斗おがた まさと22俊樹の秘書正雄の次男
緒方 景斗おがた かげと21米在住研究者正雄の三男
緒方 正雄おがた まさお42(没)俊樹の秘書

粗筋-----------------------------------

幼なじみの恋人、緒方正雄を事故で失った俊樹は、次の恋人として自分の息子より年下の武を迎え入れる。

「男性だが、私の恋人の武くんだ。この部屋の鍵を渡してくれたまえ。よろしく頼むよ」
と秘書にはカミングアウト。

元が一途なタチの俊樹は武に入れ揚げ、プライベートが充実した。それと比例して俊樹の政治的勢いも増大していく。

触ったら火がつきそうな、幸せ一杯夢一杯の武との生活。

そして、俊樹が『夢』に気付いた、子供時代の回想。

本文見本

キーワード-------------------------------------------

甘々 バカエロ ラブラブ 過去の恋人 実業家 リーマン 大学生 中学生 公務員 スポーツマン 芸能人 ショタ 輪姦 強姦 無理矢理 悲恋 殺人 道具 バイオレンス 現代日本 拘束 美少年 美青年 かわいい 美人受 気が強い受 襲い受 誘い受 頭脳派受 肉体派受 眼鏡受 年下攻 へたれ攻 頭脳派攻 肉体派攻 ストーリー重視

危険な系譜シリーズ そのほかの本--------------------------

新刊ほど『えぐく』なって行きますので、「駄目だなー」と思った所で「辞めて」下さい。読後の批難はお受けいたしません。

>>>>>危険な系譜シリーズ世界観<<<<<

誌名発行日内容計 7400円
危険な系譜2008/08父子相姦600円
危険な系譜2 秋谷聡夜2008/10父子相姦+恋人ラブラブ1000円
危険な系譜3 秋谷聡夜22008/12父子相姦+恋人ラブラブ500円
危険な系譜 番外編 理想の世界2008/12壮年政治家受け800円
危険な系譜4 秋谷聡夜32009/5父子相姦+浣腸、犬800円
危険な系譜5 秋谷修矢2009/8次男エログロ浣腸輪姦1000円
危険な系譜6 山口響2009/8グロ>ラブ>エロ800円
危険な系譜7 秋谷修矢22009/12次男エログロ浣腸輪姦900円
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01:18 同人誌 comments(0) -
有・罪・判・決 2  本文見本
有・罪・判・決 2  本文見本

『さ、取って上げるから、出して』
『え?』
『自分で脱ぐ? それとも脱がして上げようか?』
『ここ……車……』
『うん。カーセックス、しよう』
 ひぐっ……と、章彦は息を呑んだ。
 いや……だ、と言おうとした瞬間。勝輝の指が座面から章彦の尻の下に滑り込んだ。章彦が気にしていた、穴から顔を出しているナニカをその指が揺さぶる。
『はっ……はっぁあっ!』
 グジュッグジュッ……と、それが勝輝の指先で潰れて押し込まれて行く。ジクジクジク……と、そこがわずかに痛みに疼き、章彦は白い喉を晒した。
『これ以上押し込んだら、出すのにもっと恥ずかしくなるよ?』
『やっ……やめっ……そんなっ……』
 章彦が、突っ込んできている勝輝の右手にすがりつく。生まれたばかりの小犬のような顔をして、章彦は勝輝を見つめた。
『お前とっするのはいやだ、と……言って……無い、のにっ……どうして……無理ばかりっ……言う……のだっ……』
 ほろほろと涙を流す章彦に、勝輝はしばし茫然とした。
 そんな事を言ってくれるとは、思ってもいなかったのだ。
『ベッドで……なら、いい……か、らぁっ……も………………』
 ゴクリ……と、勝輝の喉が鳴ったのを、章彦は、見た。俯いてしまった章彦の視界には、かろうじて勝輝の喉しか見えない。そこにつらり、と汗が伝い落ちた。尻にもぐり込んでいた勝輝の右手が慌ただしく抜かれ、そのままベルトを外しに来た。
『おま……お前っ!』
『もう我慢できないっ! そんなかわいい事言ってくれると思わなかった!』
『かわいいっておま……えっ……あっぐっ!』
 勝輝は章彦に膝を詰め、章彦の躰を後ろから抱き寄せて引き寄せた。ズボンと下着を一緒に下ろして、濡らした自身を一気に突っ込む。
『あっ……それっ出してっなっ……いっ! あぁああっっ!』
 気になっていたモノをそのまま奥に突っ込まれてしまい、章彦は身をよじった。待ち望んでいたそこはもう熱くて灼くて熱くて……最初の一突きでイッてしまいそうだ。
『どうせ中で溶けるよっ!』
『いっ……ひっ……あっ……ぁあぅぅぅぅっ!』
 溶ける、と言われて安心したのか、章彦がとたんに喘ぎ出した。勝輝も、寸暇無く突き上げる。
 後ろからされるのはいつもなら厭だが、狭い車内で体勢を変える事もままならず、章彦はただ快感に身をのけぞらせた。普段とバランスが違うので、珍しい所を突き上げられて、余計に悶え狂う。
『あ……は……ココ、あんた、好き、なんだ?』
『あっ……だめっ……そこっ……声っがっ……』
 勝輝の先端にクシャクシャしたものがある。溶けるとは言われたけれど、まだそこにあるのだ。
『中っ……中っまだあるっ……ああぁっ! だめっ奥にっ……』
『大丈夫大丈夫。人体に害無いから』
『そ……ではな……くてっぇっ……中っこすられるぅっ! あ……』
 勝輝は、躰とソファで章彦を追い詰めて腰を固定し、両手で胸を探った。急に乳首を摘まれて細い腰が跳ね上がる。ただしくしくと泣いていたかのようだった赤い粒が花開くかのように快感を運んで来た。
『章彦、ここ引っ張ると中、締まるよね』
 勝輝にそんな事を囁かれ、キュッと引っ張られて勝輝をもっと締め付ける。そんな自分に、章彦は全身に汗を滲ませた。
 乳首を引っ張られるとそこを締め上げ、ふるりと周りを撫でられると腰が揺れる。摘まれたまま勝輝が腰を打ちつけてると手も連動して動き、わずかに痛いほど上下に引っ張られてただ喘いだ。勝輝が、章彦の腹をソファの座面に擦り付けるようにするので、章彦自身は質の良い起毛の革に裏筋を撫で上げられる。
 勝輝が、もっと力が入るように前に足を踏み出した。突き上げる動きが速くなって、章彦は息が停まってしまう。
「あっ……あっ……あっ……もっ……イ……ーっ!」


有・罪・判・決 2 - 晶山嵐子 同人サークル情報サイト  『GIREN-1』
14:43 同人誌本文見本 comments(0) -
悪魔の恋人争奪戦3 本文見本
 悪魔の恋人争奪戦3 本文見本

「大人しくしてっ鷹矢っ! 鷹矢っ! 僕の声は聞こえているのだろう? 鷹矢? 逃げないでっ!」
「いやっ厭だっいやぁっ!」
「護符の上からマーキングする事で、僕が護符に触りにくくされたんだっ! 君がその護符を描き直ししないよう、護符を描いた者を恐怖するようにされたのだよっ! 鷹矢っ! 怖いのはわかるけれどっ、僕だよっ! 鷹矢っ僕だよっ? わからないの?」
「イヤアアアアァァァァァッッッッ!」
 ただ、怖かった……
 この部屋も鏡もシーツもベッドも……空斗も……怖……かっ……た……酸素も二酸化炭素も怖かった。部屋が透明なのさえ、怖かった。
 逃げないと。
 こいつから逃げないと!
 ココから逃げないとっ!
「君の躰を傷つける事は許さない……と、言ったよね? 鷹矢」
 空斗の声が遠く、遠くで聞こえていた。
 背中から抱きつかれて、服を剥がれた。ぬるって冷たいのがお尻に来て、ドリュッて、いきなり、挿って……来た!
「うっアアアァァァァァァッッッッッ!」
 怖いっ! 怖い空斗のが挿ってきたっ! 怖い……怖い怖いっ怖い……怖いっよぉっ……
「助けて……助けてぇっ…………空斗、助けてぇっ……たすけてぇっ……姉さん助けてぇっ…………もう……やっ……だっあぁっ……父さん……母さん………………助けて……ぇ………………怖い……怖い……よぉっ…………」
 びゅうびゅう風を顔に受けて、後ろで空斗が動いてる。怖いのにそこは熱くて、気持ち、良くて、泣けて、苦しくて、怖くて、息が上がってきて……
「あっ……イヤ……イくっ……イッちゃうっ……やっだぁっ!」
 両方の乳首をぐりぐりっと強く摘まれて、腰が跳ね上がった。中にあったそれがビクビク跳ねて、腹を叩く。背骨を突き上げてくるそれが中で膨らんだように感じて……
「イッ……くっぅっ!」
 ビシュッ……って、出たっ……のにっ! 空斗の突き上げが止まらないっ! 熱くて、熱いそこがかき混ぜられて、突き上げられて、口から出て来そうっ!
 もう堅く大きくなってる乳首が、胸を這い回る空斗の指に、横に叩かれるように弾かれて……痛いっ……ズキズキしてっ……あぁっ……イ……いっ!
「胸っ……やだっ胸っさわらっないっでっぇっ!」
「ここをキレイにしないと、君は僕から逃げ続けるのだよっ! こちらを向くんだっ! 鷹矢っ! 鷹矢っ! 胸にキス、させてっ! 早くっ!」
「イヤアアアァァァッッッ!」
 後ろからガンガン突き上げといてそんな事言う。触らないで、胸に触らないでっくちびるにさわらないでっキスしないでぇっ!
「君が逃げ続けるならっ! 君が失神するまで抱くからねっ! 好きなだけ護符を描き直して上げるよっ!」
 空斗の指が前に回ったっ! 玉とチ○ポ一緒に握ってこすってくるっぅっ!
「うぁっ……やめっ……それっ感じっすぎっるぅっ!」
 右後ろから、逃げないように肩から胸を押さえられて、左手が前に、クるっ! 空斗と繋がってる間グジュグジュ撫でてっ、コチョコチョ指を突っ込んでくる。
「やっ……なにっ! なにするっつもっりっぃっ! そんなとこに指入れるなぁっ! やぶれるぅっ!」
「君がじっとしたら入れないよ」
「じっとするっ! じっとするからっそんなのやめてぇっ! 怖いっ怖いよぉっ!」
 背中に、空斗の舌が這った。ぬるぬるぬるって背筋っ、下から首筋までっ! 耳っ、こめかみっ! 舌がっ……また、イッた!
「ぁっ……はっぁっ………………あっ…………」
「お願いだから、鷹矢……僕を、見て……? 僕を見てっ鷹矢っぁっ!」
 空斗の指が俺のくちびるから胸まで這い回った。
 胸もぐりぐり指先でこすられて……もう、炎症、起こしてる……熱い……乳首触られるたびに先走り噴き出してる。壁に跳ね返って俺の足にしぶく。気持ち、イい……もう腫れ上がってそうな感覚、する……
「くう……と……」
「ん…………ようやくマーキングは消えたかな?」
「も……死んじゃう……」
「こちらを向いて? 鷹矢」
 甘い空斗の声。止まらない腰。這い回る指先。お前、一体どんな顔してそんな声出してんの?
「くう……と…………も……やめ……て……」
 振り返ったら、空斗が、泣いてた。
 俺が死んだみたいな顔して……泣いてた。

悪魔の恋人争奪戦 3 - 晶山嵐子 同人サークル情報サイト  『GIREN-1』
14:28 商業誌本文見本 comments(0) -
無防備な合い鍵 本文見本
無防備な合い鍵 本文見本


「マサキ……かわいいな、お前……」
 顔を押さえてキス、してくれた。そのままベッドにまた押し倒されて、今度はなんにも遮るものが無い山野君の肌。俺も背中からお尻まで抱き締めた。足が開かれて、あそこに先端が……
「……ぁ……ぅ……」
 ギュッ……っ押し付けられて……グンッ……てズルッって奥までっ!
「うっあっ……はっ……ぁっぁぁああぁっ!」
 いきなり奥まですり上げられて、もう、我慢、できなかった。ビシュッ……と、おなかに出たのに……山野君が一端抜いて、また挿れたら、またビシュッ……って……白いのが何度も噴き出した。
 イく時の絶頂感が何度も何度も、突きあげられるたびに躰に満ちていく。もっと大きなものになっていく。
「あっ……気持ちっイっいっ……山野くんっ山野クンッっ……やまっのっくんっ! 死ぬっ……死んじゃうっ! もうだめぇっ! またイくぅっ!」
「俺っ……もっ……マサ……キッ……っ……イくっ」
「山野くんっ!」
 バアアアアッッ……と昇り詰めた快感。触れ合った肌から山野君のそれまで流れ込んでくるようで……たまらない……
「……ぁ……はぁ………………ぁ……」
 声すら出したくない。全部飲み込みたい。山野君も何もかも、全部……飲み込みたい……
 ギュウウウウウッッ……と、抱き締めて、くれた。
「はぁ……ぁあ…………はぁ……」
 俺の肩に山野くんの荒い息。ギュギュッと、何度も何度も強く強く抱き締めてくれる。山野くんの全体重がギュギュウ……って、気持ち、いい。はうあう……って泣けた。そのまま俺を押しつぶして? 山野君と一つになりたい。
「マサキ……」
 山野くんが顔を上げた。綺麗な顔。汗が滲んでて、頬からかみこみまで舐めた。ちょっとしょっぱい山野くんの味。ん、って笑って、キス、してくれる。俺もキスする。
「お前の中、すげぇ痙攣するのな。まだびくびくしてる……抜けねぇし……」
「え……? そうなの? 抜けないと困る? よね……」
 荒い息の合間に、山野くんが右眉を上げた。
「こまらねーよ。まだスるから」
「あぁんっ!」
 顔をずらして、乳首っ吸ったっあっぁっ! 左乳首っキュウキュウって、右乳首左手でっつまんでっ……
「あっ……やああぁぁんっ! 胸から溶けるぅっ!」
「さっきからさぁ…………この乳首がこりこりこりこり、俺の胸に当たんだよ……感じてたまんねーっつーの……」
「あっ……んんっ……んーっ……」
 笑いながら胸を吸われて、チュッチュッってされる度にビクッビクッ……って全身が震える。
「もっとビクビクしてー。俺のん抱き締めてー……気持ち、イー……」
 胸全体を舐める山野くん。あの綺麗な顔が、だらりと舌を出して俺の胸、舐めてる。なんて光景。山野君のオナカに俺の、また固くなった。
「また勃った」
 山野くんが乳首からくちびる離さずに俺を見る。上目づかい、感じるっ……俺の中でも、山野くんが大きくなってきた。あ……ん…………凄い……コレッ……凄いっ!
 ブシュッ……って先走りが出て、山野くんの顔に掛かったみたい。慌てて顔を離したけど、それでおなかがわ突きあげられることになってっ……腰が震え上がった。
「ぁああっ……駄目っ! 中っ……中っ……灼いっ! きついっ! 大きいのっ! 山野くんのっ大きくてっ! 息がっ……中がっ……アアアァァァァァァッッッ!」
「すっげ……お前の中…………メチャクチャねっとり絡みついてくる……いつもこうなのか?」
「しらっないっ……ぃっ……いつもっなんってっ…………こんなのっ……はじっ……めっ……てっぇっ……」
 腰をまわすようにされて、中があわ立つかのよう。
 いつも? いつもなんて……一回したらっ終わり……すぐ抜くからっこんなのっ、無いぃっ! だめっだめっ中がっ接着剤で俺の中と山野くんがくっついたみたいっ。山野くんが腰を動かしても、ずるずるしないっ。俺の中、全部一緒に動いてるっぅっ! 凄い、イいっ! 腰が溶けるってこんなのっ! こんなのっぉっ……
「はうぅぅぅっ!」
 セッ……って、掛け声とともに、山野くんが引き抜いた。
 俺の中から、無くなった!
「いやああぁっ! 戻してっ、全部抜けたっ俺の中身ぬけちゃったぁっ!」
 必死で山野くんの腰に抱きつく。腰を突きあげて、山野くんの銜え込む。戻ってきた……俺の中身、戻ってきたぁ……もうやだ、どっかいっちゃやだぁっ!
「泣くなって…………どこにも行かないから……ココ、俺んチなんだしさ……」
「はぁんっ……あんっ……ああぁんんっ!」
 ゆっくり、ゆっくり山野くんが動き出した。俺の中身、動き出した。さっきは中をこすられてる感じしたのに。今は中が一緒に動いてて、背骨こすられてるみたい。おなかこすられてるみたい。
「……きっつ……ぃ……のに…………すげぇ柔らかい…………気持ち、イい…………イいよ……マサキ……凄く、イい……」
 チュッチュッ。山野くんが笑顔でキスしてくれる。嬉しい。
「俺で気持ちイい?」
「お前が気持ちイい。すげぇ……イい……癖になりそう……」
 俺に胸を擦りつけながら、動く山野くん。俺の乳首、山野くんの胸でコロコロする。キュリキュリくる。ジンジンして……そこからでもバーッ……ってなんか、灼いのが広がってくる。山野君の手が、俺の腰の下肩の下。持ち上げるように抱き締めながら、突きあげてくれる。山野君の腕と山野君の躰ではさまれて……俺っ……駄目になるぅ!
「あぁ……イい……」
 お互いのくちびるの中に呟いた。
 山野くんが動いたから、寄り添ったら、俺が上になった。
「好きなように動いてミ?」
 背中を抱いてた山野くんの掌が、肩から脇腹、腰を掴むように撫で降りる。それに中の奥の方でギュウンッ……って、キた。その腕に躰を預けてたら、山野くんの上に跨がって座ってる状態。ちょっと寒い……俺自身は灼いから温度とかじゃなくて……山野くんの肌が……離れた、から……でも、その分、繋がってる所が灼くて……全身から汗が噴き出していく。さっきは山野くんの肩と首と天井しか見えなかったのに、山野くんの顔が見える。
 嬉しい。
「山野くん……キレイ……」
「オマエモだよ……マサキ……」
 キュ、と乳首を摘まれて、アンッ……て腰が震えた。
「正常位だとココ触んのめんどいんだよなー……」
 両方の手を伸ばして、俺の乳首、いじる、山野くん。感じちゃうっ。腰がっ揺れるっ……ドアノブの鍵穴探すみたいに、いじくられてっ……ぁんっ……んっ…………葡萄の皮を剥くみたいに先端摘む。
「……んっ……ん…………そんなに……しない……で……ぇ……」
「するー、一杯するー。とにかくさっきから、胸にコリコリするから、気になって仕方なかったんだよな。お前、乳首カワイすぎ」
「ぁっ……あんっ……んっ……んんっ……」
 胸が水音出そうなほど練り込まれて腰が跳ねちゃう。
「動けよ、マサキ」
 山野くんは俺の乳首両方摘んだまま。
「このまま?」
「このまま」
 胸がジクジクする。なんか、腰の動きに集中できない。それに、胸に山野くんの手が届く位置だと、俺が俺の足首握れない。……どう……したら……
「や……ちょっと胸……もっ……ぁああんっ!」
 考えがまとまらないよぉっ!
「俺に手、ついていいよ」
 ちょっと胸離してくれた、と思ったら、俺の手を山野くんが山野くんの胸につかせてくれた。俺の親指が、山野くんの乳首に触る。
「いじりあいー」
 右手で俺の乳首摘んだまま、左手で俺の右手に山野くんの乳首っ……キャァッ……って、女の子みたいに鳴き掛けた。山野くんの乳首、他の胸とかの肌より灼くて、コリッてしてる。キュイ、ってそこを下から撫で上げたら、ビクンッって、山野くんが俺の中で跳ねたっ。ジュワ……と何かがそこから溢れるような感覚と、震え上がるような……陶酔感……
 山野くんの乳首をいじるたびに、俺の中で山野くんが跳ねる。じゅわじゅわする。びくびくキて……腰がっ……
「あっ……ああぁぁぁっっ!」
 我慢しきれなくなって、山野くんの胸に手を着いて腰を動かしたっ。
 さっき山野くんが動いたときも、ギチッ……と俺が噛み込んでるのわかったけど、今も……まるで離れる気がしない。ねっとり絡みついて内臓全部持っていかれそうっ……腰が砕けそうな、気持ち良さって、こういうのなんだ……ぁ……
 山野くんが俺の腰を掴んで突きあげてきた。
「はっ……あっ……あああぁっっ! そこっイいっぃっ!」
 さっきとは違うとこ突きあげられて、凄く、イいっ……
「ほら、動けって……マサキ……」
「あんんっん!」
 腰から胸に山野くんの手が上がっていく。乳首に、来る……指がっ……色の変わる辺り指先でつるつる撫でて……そのまま渦を狭めるみたいに中心にっ……てっぺんから胸にギュッ……と押し込んでっ……胸の周りの肉と一緒に摘んで先端までキュキュキュキュッ……って……
「あっ……あああっ……あっ……はっ……あっ……」
 俺は山野くんの腰を掴んで、躰を動かしていた。山野くんの指はギュッと乳首摘んだまま。俺が動くから胸も揺さぶられてぎゅりぎゅりされてっ……たまらないっ!
「はっああぁっっ!」

無防備な合い鍵
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危険な系譜7 秋谷修矢2 本文見本
危険な系譜7 秋谷修矢2 本文見本

 そういや、ちょっと前は俺もそうだった。兄貴にべたべたしてた。
 なんでしなくなったんだっけ……
 目の前に、赤い、手形。
「捺したね。良い子だ」
 声が……なんか、言った。
 どこ? ここ? 暗い、明るい、眩しい……
 牢屋の……中……
 目の前には『人身売買契約書』。左端に、赤く掌紋ついてる、契約書……
 おれの口から……赤いのが……ぼたぼた落ちた……
 おれのはらに、刺さって……た、剣が……抜けた……
 血……傷口から、血が……出て、ない……
 傷口……ばっかり開いてるのに……肉が、見えてるのに……痛く、無い……
「お前は人間ではなくなったからね。死ななくなったのだよ。態度の良い家畜は、食べるまでは可愛がって上げよう。ビールとクラシック音楽で育てて、充分マッサージもしてあげるよ。特等肉になるように」
「かち……く……? 嘘……だって俺、捺して無いっ……そんなのっ捺してない! 知らな……はうっっ!」
 誰かの指が腹の傷口触った! ビリビリッて、クる。クるっ……ナニっこれっ……なんでっ……
 気持ちっ、イいっ!
「ほぉ……まだ傷口が乾いていないのに、勃起しましたね。もしかして、傷口を触られることで気持ち良いのかね? それも変わった種だな」
「やめっ……てっ……やっぁっ…………いやっ……」
 もっと、してっ……気持ち、イいっ……でもっ、それっおなかっ……気持ちイいはずっ……ないっ……とこっ! 中がぐちゃぐちゃしてるっ! 内臓触られてるっ!
 指をぐりっと挿れられて、イッた。
「あ…………はっ……ぁっ…………」
 がつんっ、て膝ついた。膝、痛い、けど……息が、うるさ、くて…………
「何へばってんだよっ!」
 誰かが俺の躰引っ張り上げた。牢屋に胸からぶつかる。固い乳首が牢屋の鉄にぶつかって、ぐりぐりって……うううっ……
 おなか……冷たい……
「コレはこん時しかできないからなぁっ……」
 ぐじゅっ……って、おなかに……ナニ?
「はっ……ぁっ……」
 おなか、熱い……腰が、痛い……何?
「てめーの傷口にチ○ポ突っ込んでんだよっ! こんなうっすい躰、背骨も突き破ってやるぜ!」
 傷口に、お○んちん? え? 
 ゾルゾルゾル……って中が、動いてる。ドン、って来たら、本当に腰が……背骨のあたりが、突き上げられてる。
「内臓が絡んでいい感じだぜっ! 大腸と小腸がぐるぐる巻き付いてきてっハハハッ! 気持ちいーぜーっ!」
「ひあっ……ぁっ……」
 中で動いてるっ! 本当に中にあるっ!
「いやっいやぁっ! 出してっ! そんなのそんなとこに挿れないでっぇっ……ぁっ……ぁ。あああああんっっっ!」
 傷口、誰かが舐めたっ……いやあっ! 感じるっ! こんなことで感じたくないのにっ! 気持ち良すぎてっ……
「出してやるよ」
 男が停まってくれた。俺の顔を舐めながら、笑ってる、気配。檻の向こう側、見えない、けど……誰かが乳首あちこちに引っ張る。俺の腕、檻の外に引っ張りだされて、両手とも誰かのお○んちん握らされてるっ……掌まで……感じる…………握ってるだけで、感じてる……俺っ……ナニ、これ……やだっ……全身に這う手が……気持ち、良すぎてっ……
「お前の腹膜の中に、俺のザーメン出してやる」
 フクマクの中……って、ナニ?
「お前の内臓の間だよ……ウッ……」
 ビシュッ……って、中に、冷たい、何か、来た……
「何っ冷たいっ」
「そりゃ、内臓は熱いから、精液は冷たく感じるさ」
「……せい……えき? おなかの中に? やだっ……そんなのっ! 駄目ぇっ! 俺のおなかになにすんだよっ!」
「さっさと替われよ! 傷口が治る間しか時間ねーんだからなっ!」
「やっ……ぐぁっ……あっ!」
 またっ、挿れられたっ! さっきより乱暴……口から胃液が溢れた。おなか、気持ち、悪い……死にそう……でも、気持ち、良くて……歯がカチカチ鳴った。うるさい……気持ち、イい……気持ち、悪い…………吐きそう……イきそう……もっ……たまらないっ!
「あっはーっ! 傷口ファックされてイったぜコイツっ! 馬鹿じゃねっ! 家畜の中でも珍しい淫乱種だな。切り刻まれても気持ちいーんだろ? 内臓に精液ため込みたいんだよな? いっぱい溜めてやるぜ…………小便をな……」
 ぶしゅーっ……って……なんか……出たっ! おなかっ重たくなったっ!
「ひゃひゃひゃひゃひゃっ。小便の中で浮いてる内臓がからみついてきてすげーっ!」
「イヤーーーーーッッッ! 中におしっこなんてしないでっ! やだっ洗ってっ洗ってよーっ!」
「うるっせーな、さっさと替われっ。はいはい、新家畜君、俺はザーメンと小便とダブルでやるからな。せいぜい、腹ン中腐らせろや」
「やだっ……やっ……あっ……やめっ…………いっ……あーっ! おなかっおなか痛いっ痛いィッ!」
 気持ち良くて、気持ち悪くて、胃液を吐いて、何度もイッて……おなか痛くて……爆発してるみたい……
「あーあ……傷口治っちまった。中に小便溜めたまま……」
 ようやく、腕が放してくれて、バタンって仰向けに転がったけど……おなかっ……おなか、ふくれてっ痛いっ! 痛いよぉっ! なかにおしっこ入ってる……おしっこなんか挿れられたぁっ! 
「やだぁっ……中、洗ってぇっ……洗ってよぉっ……苦しいよぉ……気持ち悪いよぉ……」
 檻の端っこにいたら触られまくるから真中で小さくなる。躰曲げたら、おなか痛い……
「まだキレーなケツのアナだなっ!」
 オシリ触られたっ! 腕の長い奴が居るっ! 咄嗟にオシリ下にしたら仰向けになっちゃって、おなかの重たさがドンッ、て腰に来た。オナカっオナカ、パンパンになってるっ! 膨れてるっ! 痛いっ痛いよぉっ!
「なんだよっ! ビンビンにクリ立たせやがって! 小便で妊娠して気持ちいーのかよーっ!」
 お○んちん勃起してた……なんで? 痛いのに、苦しいのに…………でも、中で内臓がぐりぐり蠢く感覚が……うっとり、する……のたうったら、真中に居れなくて、近い方の檻から手が伸びる。反対側に逃げたら、そっちの奴らに触られる。
 躰が……駄目…………触られたら、もっと感じちゃう……なんで? なんでそんなことで気持ちイいのぉっ!
「お前は淫乱種の家畜となったからですよ」
 さっきの声が言った。
「家畜となっても、どんな種になるかはわからないものですが、ことほど下劣な性質の者ほど淫乱種になります。お前はそうだったというだけのこと。自業自得でしょう」
 おなか……痛い……苦しい……イきたい…………ガンガン……して、欲しい……
「助け……て……」
「どうしてほしいのですか? 良い家畜の言うことなら聞いて上げますよ」
「おなかの……おしっこ……抜い……て……」
「家畜としての言葉づかいがなっていませんね」
「おなかの……おしっこ…………抜いて……くだ……さい……」
 痛い……苦しい…………も、駄目……意識が、遠く……なる……
「よろしい。良い家畜にはご褒美をあげましょう。言うことを聞いて上げますよ」
 ドンッ……て、なんか……何かが落ちた音。足元で……ナニ……?
 な……に?
 男が、いた。
 檻の中に。
 真上からの光りで顔は見えないけど……黒い、肌の……全裸の、男。
 一人で檻いっぱいになるぐらいの大きな、男。手首が俺の太股より太い……
 マンガに出てくるマッチョな奴。あんなの、現実に、いたんだ?
 刀持ってる。黒い、刀。
 違う……あれ、刀みたいに反ってるけど……お○んちんだ………………嘘っ!
「さぁ、自分で足を広げなさい」
「なっ……やっ……誰っ! なんで中にっ!」
 この中には入ってこないと思ったのにっ!
「やだっ……助けてっ! 恐いっ恐いよぉっ! 来ないでっやだっ! 触らないでぇっ!」
 慌てて牢の端に逃げたら、外からいっぱい手が出て来て、俺の躰触るっ! 乳首ひねるっ! お○んちんこするっ! だめっイッちゃうからっ駄目ぇっ!
「……うぐっ……あっ……おなかっ押さないでぇっ!」
 イきそうになったのに、ぐいぐいおなか圧されて、苦しくて、脂汗が目に染みて、あちこちいたいぃっ!
 中に入ってきた男が、俺の前に仁王立ちして、でっかいお○んちんこすってる。
「なに……? なに、する……気? 恐いよぉ……」
 黒くておっきくて……こいつが居るだけで、牢の中が暗い。やだ……恐い…………誰も入って来ないと思ったのにっ……それだけが救いだったのに……恐い……恐いよぉ……こんな大きい人、傍にいるの恐いよぉ……踏みつぶされたら、死んじゃうっ……
「アレで、お前の内臓を突き上げて、腸壁を破って、フクマクに溜まった小便や精液を出すのですよ」
 チョウヘキを……破る……って?
「腸の外がわに溜まった小便は腸を破らないと出せないでしょう? 当然のことです。何を驚いているのですか。お前が出してくれ、と言ったのでしょう?」
「やっ……やだっ……そんなのっ死んじゃうっ……腸を破るなんてっ! 死んじゃうよぉっ!」
「死にはしませんよ。お前は人間ではないですからね。死ぬほど痛いでしょうけれど」
「ひぃっ……」
「腹の怪我も治ったでしょう? 腸の傷だって治りますよ」
 そういえばおなか……おへその上に、赤い線がついてる……だけ……? 触ってみたら……お○んちんこすったみたいな感覚が走った。ナニコレ……
「自分で傷口を触って感じるなんて、本当に淫乱種なんですねぇ。人間であったときにどれだけ性格悪かったのですか。聡夜君も大変でしたね。こんな家畜以下が兄弟として家にいたなんて。聡夜君が君を憎んでも、当然ですね」
「……兄貴が……俺を、憎んでる? なんで?」
「当然でしょう? お前のような醜いものが家族だなんて。弟だなんて。血のつながりがあるだなんて……言われたら、誰だって厭ですよ。お前は、自分の弟が、腹の中に小便を詰められて、傷口を触って感じる馬鹿だと知ったら、その弟を愛せますか?」
「ひっ……あぐっ!」
 目の前の男に足を蹴り上げられた。なんか怒鳴られた。日本語じゃ、無い……
「日本語ですよ。君が、人間ではなくなったから、人間の言葉が分からなくなっただけです」
「だって、あんたの言葉聞こえてるのにっ!」
「あんたとはなんですか。今度はクビに剣を突き刺して上げましょうか?」
「ごっ……ごめんなさいっ! あなたの言葉は聞こえてるのにっなんでっ」
「私はお前たち家畜との通訳ですから。言葉はわかります」
「さっき、他の人の言葉も聞こえたのにっ!」
「当然、真性人間の言葉から聞こえなくなりますよ。人間にもいろいろ種類がありますから。まぁ……もう聡夜君の言葉は、君には聞き取れないでしょう」
「……兄貴と……しゃべれ……ない……の……?」
「元々、君は売られたのですから。秋谷家に帰ることすらできませんよ。ずっと、ご主人様が召し上がるまで、この檻の中で暮らすのです」
「うそ……」
「家畜というのは、檻の中に住むものでしょう? 不思議なことではありません。さぁ、足を広げて彼に内臓を晒しなさい」
 ナイゾウヲサラス? どういうこと?
「腸に一番近いところから穴を開けた方が傷口が小さくて良いでしょう? お前が良いのなら、先程のように腹に剣を突き刺すのが一番簡単なのですよ」
「やだっ……あれはっやだぁっ!」
「では、一番治りの早い腸を破ってあげますから、足を開いて、オシリの穴を彼に差し出しなさい」
 オシリ……うぇ…………恥ずかしい……
 四つんばいになったら、股間を下から蹴り上げられた。檻にぶつかって、目の前に火花が散る。タマ……めり込んだっ……ぁっ!
「人間サマにオシリを向けるなんて、なんて非常識な家畜ですか。仰向けになって足を広げるに決まっているでしょう」
「タマッ! たまっめりこんだっ! たまっ!」
 触らないでッ! お○んちんこすらないでっ乳首引っ張らないでっ! 痛いっ! 股間が痛いっ痛い痛いたいいいいたいたいたいたいっ!
「ギャアアアッッッ!」
 誰かがタマつまみ出したっ!
 ハッハッハッハッハッハッハッハッ……息が苦しい。うるさい。目の前を汗がばたばた伝っていく。髪がベッタリ張り付いて気持ち悪い。胃液が溢れて鼻にっ痛いぃっ!
「へへ……出ただろ? 感謝しろよ……」
 檻の外で誰かが笑った。
「あ……ありがとう……ござい……ます……」
 お礼、言わないと、多分また、痛いこと、される……
「ほら、もたもたしているとまた蹴られますよ」
 振り返ったら、大男が足を振り上げてた。慌てて檻の端に逃げる。腹を蹴り上げられた。吐いた。
「そうではないでしょう? さっき教えて上げたのに。それよりさきに、またマットを汚しましたね? 先程は許して上げましたが、今度はもう人間ではありませんからね。綺麗にしなさい」
「綺麗に……って? グアッ!」
 また蹴られた。また、吐いた。今度は口を押さえて呑み込む。気持ち、悪い……
「言葉づかいがなっていません」
「きっ……綺麗にするってどうすればいいんですかっ! 教えて下さい!」
「舐めなさい」
 言われた瞬間、肘でマットをこすって拭き取っていた。腕が臭いけど、舐めるよりましっ!
「グアッ!」
 また、蹴られた。咄嗟に口を手で抑えたら、吐くまで蹴られた。掌の間からしたたった胃液が……臭う……
「舐めなさい」
 声は、言った。
 肘で拭いたから、駄目だった? この声が言う以外のことしたら……痛いこと、される……んだ……
 マットに口をつけて、舐めた。
 臭い、苦い……まずい…………気持ち、悪い…………蹴られた所がズキズキ痛い……ばたばた涙が落ちてまた濡れるけど、それは舐めろと言われなかった。たまったままのおなかが……ギュルンと動いて、ねじれたような痛みが走る。動いたおなかの傷がじくじく疼く。
 さっきから臭ってたけど、変な、臭い、する。
 この男からだ……
 顔を上げたら、目の前に巨人のお○んちん。俺の肘より長い。俺の手首ぐらいある、お○んちん。腰から真横に延びて、ぶらぶらしてる。ビクンビクンたまに上下に跳ねる。普段、ズボンに入るの? これ……
「舐めて差し上げなさい」
「ふぇ……」
 お○んちん、舐めるの? いやだ……いやだよぉ……
 目の前に、お○んちんの、先端が、来た。ぐりぐり目に押し付けられる。やだっ……やめてっ……
 手でそれを握って止めたら、ズルッ……て指の先で何かが動いた。ぼろぼろ落ちたから何かと手を見たら……黒い……消しゴムカスみたいなの……ナニコレ……? 垢? 臭いのコイツ? 風呂入ってない?
 そんなので顔をこすられる。逃げて、檻の端に追いつめられて、出て来た手で乳首ひねり上げられた。
「目に突っ込まれるぜ?」
 誰かが言った。
「そいつ逆らったヤツの眼球に突っ込んだことあるぜ? 口に突っ込まれたら歯が砕けるからな、言う通りしろよ」
「そうそう。まだお前は外見は綺麗なんだからさ。今からぐちゃぐちゃにならなくていーだろ。まだ俺、やってないし」
「目、潰されるといてーぞーっ? 腹切られるなんてもんじゃねーぞ? しかも、目、潰れるから、見えなくなるしな……腹とは違って、目は治らねーぜ?」
 目に、ぐいぐいお○んちん押し付けられる。本当にこのまま刺される? 刺さる?
 臭くて……怖くて……気持ち悪くて……痛くて…………口を開けてそれを、舐めた。苦い……まずい…………臭い……大きい…………これ、俺の口に、入らない……舌の先でぼろぼろ何かが落ちていく。気持ち悪いっ! また吐きそうになって、必死で呑み込んだ。もっと、おなかが痛くなってきた……ぐるぐる鳴ってる。さすろうとしておなか撫でたら、指先でぐにゃってなんか、ぐにゃぐにゃ動いた。
「ああ……そういえば、腹の蚯蚓が死んでいたのですね。これは、腸を破ったら、他の内臓も噴き出しそうですね……」
 もうやだ。もういや。何も聞きたくない。何を聞いても事態が良くならないっ!
 大きなお○んちんに、足を開いて見せた。
 自分で足持って、オシリ突き出す……なんて、恥ずかしい……涙が止まらなくて、息ができなくて、苦しくて……なんで、俺のお○んちん勃起してんの?
「胸……触らないで……ぇ……」
 さっきから、ずっと誰かが俺に触ってる。もう、乳首ジンジンしてる。おなかの傷も……じくじくしてる。
 牢に背中つけて足開いたのに、大男が俺の足首掴んで、両方に持ち上げたっ!
「ひあっ……うわっ……あっ……」
 逆立ちするみたいにまっさかさまっ! 股関節割れそうっ! 爪先が両方の檻にぶつかってるっ! おなかの重さが胃に来て、またっ吐きそうっ!
 大きなおちんちんが俺のまたにこすりつけられる。オシリっこすられてっ感じるっ! 俺の先端から汁が溢れてっ……もっやだやだやだやだやだぁっ! こんなのでイきそうになるなんてやだぁっ!
 まわりで男達がゲラゲラ笑う。俺を嗤う。あちこちから冷たいぬるぬる掛ける。巨人が俺の躰にお○んちんこすりつけて自分のをヌルヌルに、して……キたっ!
 口に入らないぐらい大きいのがっ挿ってきたっ!
「……ぁっ……?」
 痛いのを想像して覚悟したのに、痛く、無い……
 なに、これ? じゅわっ……て、何か、溶けた……
「はうゥっ!」
 びしゃっって熱いのが顔にかかった。まずい青臭い……
「あんなん突っ込まれただけでイきやがったぜ、こいつ。サスガ淫乱種だよな」
 ナニ? 俺、イッた……の……? これ、『気持ちイい』の? や……だぁっ……
「はっあっ!」
 ズズッ、て挿ってきたっ! すごっ……なにこれっ……気持ち、イいっ!
「うあっ……はっ……あっ……やっあっ……」
 入り口一〇センチぐらいのところで抜き差しされる。ぬるぬるがあるからじゅるじゅる音を立てながらずるずるする……あぁ……気持ち、良すぎっ!
「ああ。そういえば君は人間の時に女のコだったのですよね。女のコは淫乱種になりやすいですから、君の性格と相まって、そんな馬並みの物でも気持ち良いのですね。本当に、人間の相手をするためには生まれていないのですね。貴重と言えば貴重ですが……本当に、クズですね……」
「あっ……やだっ……またイくっ……いっ……くっ…………ぐっぁあああっ!」
 もっと奥に、来た!
 一瞬、快感にざわめいた躰が硬直する。
 なんか、ブチッ……って、鳴った……躰の中で……
 勃ち切ってずるずるになってる俺の根元から、赤いのが流れてきた。尻から溢れてる!
「やっ……血っ! 血が出てるっ血っ!」
「内臓を破ると言ったでしょう?」
「やっそんなのやだっ内臓破るなんてっ! 聞いてないっ! …………ギャアアアッッッ!」
 巨人が、両足放して、俺のお○んちんもって持ち上げたっ!
「ちぎれるっ! 離してっちぎれるぅっっっ! ギャアアアアアアッッッ!」
「腹膜の中の小便を抜くために、内臓に穴を開けると言いました」
 声が、そんなこと言った。ああ、言ってたかも。言ってたかもっ!
「内臓に穴を開けて、おしっこ出して下さいっ! お願いしますぅっ! 放してっお○んちん放してぇっ! ちぎれるっ! ちぎれるからぁっ!」
「これはクリトリスでしょう? お前はメスなのですから、お○んちんなんてありませんよ」
「なんでもいいからそれはなしてぇっ! 痛いっ死んじゃうっ死んじゃうよォっ!」
「これがなくなったほうが、はしたなく感じなくて良いでしょう?」
「いやあっ放してっ無いと困るっ無いと困るからぁっ!」
「なぜ無いと困るのですか? 女性のクリトリスなんて、性感以外に使用用途は無いですよ」
「セイカン無くなると困るからっ、放して下さいぃっ!」
「……自ら淫乱種であることを認めるのですね?」
「認めますっ! 俺はインランシュですっ! 認めますからっ放して下さいぃっお願いっ早くッ早くぅっ! ウアアッ!」
 巨人が手を放してくれたら、俺もマットに落ちて……お○んちんの痛みが無くなったけど、オシリから血が噴き出した。う……うぇえっ……血がっ血が出たっこんなに血が出たよぉっ! 死ぬっ……ただでさえ血ぃ抜かれてたのにっ死んじゃうぅっ……
 巨人がまた、俺の足を持ち上げた。
「何? 何する気? もう穴開いたよ! 内臓に穴開きました! 放してっ放して下さい!」
「まだですよ。ただ傷がついただけです。だから血以外におしっこが出てこないでしょう? もっとちゃんと、大きく穴を開けないといけません。もっと痛いですが我慢しなさい」
「やっ……やだっもう痛いのやだぁっ! 厭ですっ厭ですぅっ!」
「悲鳴を上げてはいけないとは言っていません。泣き喚きなさい」
「イヤアアアアアアァァァァァッッッ!」

危険な系譜7 秋谷修矢2 - 晶山嵐子 同人サークル情報サイト  『GIREN-1』
14:05 同人誌本文見本 comments(0) -
2009冬コミ 新刊3冊+改定再販1冊
冬コミ 12月30日 お-01a
GIREN-1 (ギレンファースト)

発行確定
新刊3冊+改定再販1冊

通販の新刊割引は2010年一月末日です。
悪魔の恋人争奪戦 3 有・罪・判・決 2 危険な系譜7 秋谷修矢2
★『悪魔の恋人争奪戦 3>>進行状況 完成
有・罪・判・決 2>>進行状況 表紙完成
★『危険な系譜7 秋谷修矢2>>進行状況 完成手前
 ※裸体絵ありのため、背景注意

★改定再録『無防備な合い鍵(スペアキー改題)』60ページ書き下ろし。
無防備な合い鍵

>>進行状況 1234完成

>>>他新刊進行状況<<<
>>赤狼 古代に惹かれる理由

15:16 イベント情報 comments(0) -
無防備な合い鍵
無防備な合い鍵SpareKeyシリーズ1 読切)

A5 198P 2000円 (送料別)
無防備な合い鍵表紙

無防備な合い鍵 表裏表紙

無防備な合い鍵裏表紙

初版『SpareKey』の表紙↓
http://giren.net/bookcover/075_SpareKey.gif

初版『SpareKey』に60ページほどエロシーンを中心加筆
タイトルも変更しました。

キャラ

山野 玲×将毅監禁強姦、快楽拷問
名生(ナオ)×将毅(マサキ)ラブラブ、バカエロ
山野 玲×奄美 明弘プラトニック

↓将毅君
将毅

↓山野玲君
山野玲の説明

無防備な合い鍵 概要

芸能界アイドルグループ内恋愛事情

その部屋に来る男は二人。
部屋の主から合い鍵を貰った者。
毎日来てるのに合い鍵を貰えない者。



好きで好きでしょうがない。
どう思われたってかまわない。

黙っていれば……
俺があの時彼の家に行かなければ……
今……この時でも、彼は俺のことなんか見てもくれなかったんだ……



好きで好きでしょうがない。
あんなに冷たい奴なのに。
でも、好きなんだ。
誰が俺を好きだろうとあいつに好かれなきゃ意味が無い。
あいつ以外は……クズなんだ



好きで好きでしょうがない。
初めて会った時から好きだった。
ずっと君だけを見てた。
君が……誰を見ていようと……

愛してる、って君に言ったって。
僕の言葉なんて君の皮膚一枚通さない。




堂々回りの恋。
悲しい予定調和。

最初から、時限爆弾を抱えた恋だった。


山野将毅
三年半のセックスフレンドとしての関係。
山野将毅から貰った合い鍵を差し出した。
「これ返す。もう、来ない」
三年半の時間が、砕けちった。




恋に破れた将毅を待っていたものは……
10年間の無償の愛。

 


ずっと……君を好きだったよ。
君のお父さんとお母さんの次に、僕が君のこと好きだよ。




やっと、僕を見て、くれたね? 将毅くん。





進行状況

日記ブログに書いた関連記事です。
>>進行状況 1234完成

キーワード

甘々 バカエロ ラブラブ 2カップル 苦労人 芸能人 強姦 無理矢理 悲恋 流血 道具 バイオレンス 現代日本 痛い 嗜虐 SM スカトロ 調教 拘束 拷問 絶対服従 美青年 かわいい 個性的 誘い受 服従受 美人攻 年下攻 へたれ攻 俺様攻 ストーリー重視 エロ重視

15:11 同人誌 comments(0) -
危険な系譜7 秋谷修矢2
危険な系譜7 秋谷修矢2

A5 P92 900円
危険な系譜7 秋谷修矢2

※裏表紙注意。カバー必須です。

次男、輪姦強姦 エログロ

新刊割引、2010年1月末日。

傾向

クラブ諸兄×修矢 中学二年物凄く痛い

キャラ

次男秋谷修矢あきたに しゅうや
諸兄不特定多数竜彦のクラブの会員サディスト攻
長男秋谷聡夜あきたに そうや
三男秋谷晴弥あきたに せいや
秋谷竜彦あきたに たつひこサディスト攻
叔父秋谷竜二あきたに りゅうじ陽気なサディスト

粗筋

修矢は夢だと思っていた。
何が現実か、わからなくなっていた。

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

檻での惨劇から気付けば、自宅のベッドで寝ていた。
やっぱりあんなのは夢なんだ
そう思ったのに……

「お前は、人間なのに、人間の尊厳を持ったまま、人間のチ○ポを銜えたら罰される、無機物専用の、便所に、なるんだよ。修矢」

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

叩き壊される、現実。
抉り返される、自尊心。

羞恥心など遥か遠く、恐怖で埋めつくされる。

結婚式の披露宴のように、10個の丸テーブルに掛けた全裸の男達。50人。

「ナニ……これ……」
「今日一日、こいつら全員でお前をまわすの」
「……な……に……?」
「今日一日、お前がぶったおれても、こいつら全員でお前のケツにチ○ポ突っ込み続けるの。すり切れて血が出て、すげぇ痛いけど、まぁ盛大に悲鳴あげろな」
「…………な……」
「お前、レイプされまくるの。あいつら全員に」

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

「これは……夢だ……」
「夢ではないよ、現実だ。お前は、人間じゃないんだよ」

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

「筋肉回復薬です。また使えるようになります」
 また使えるようになる……んだ?
 ああそっか……『使う』んだ……抱かれる、とか犯されるとか、入れるとかじゃなく『使う』んだ……

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

あがき続け、逃げ続ける。

「これは……夢だ……」

コレハ……ユメダ……

今回のパーティーでの修矢君のような役回りを、クラブでは『フィギア』と言う。
主役、ではない。主役はお客さんだから。
そして、修矢君のように、いつまでも元気よく悲鳴を上げられるフィギアは『悲鳴袋』と呼ばれる。
悲鳴を上げ続けるっていうのは、実は簡単なことじゃない。
だからこそ、悲鳴袋は貴重で、悦ばれる。

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

『悲鳴袋』とは
悲鳴を上げることで客を歓ばせ、興奮させる。
ナマの悲鳴を紡ぐための楽器と化すのだ。

助けて……
 許して……
  もう……何も、しないで……

逃げ込んだ、部屋。
ココから逃げたくて開けたドア。
けれど、修矢はそのドアから逃げてきたのだ。

その向こうに口を開ける奈落。

そう……だ……
ノブがまわりきって、ドアが……カタン……と、開いた。
俺はこの部屋から逃げてきたんだった……
「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

同じ夢なら竜二さんが居る方がいいっ! 竜二さんの傍に行きたいっ! まだっあっちじゃ俺は人間だったっ!
人間っだったっ!

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

俺は……人間だった……

「イヤアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!」

俺は…………人間……なん……だ……

始まった『地獄の更新』プログラム。
いつ終わるかわからない凌辱の中。
ただ、修矢は鳴き続ける。




進行状況

日記ブログに書いた関連記事です。

>>進行状況 完成手前
 ※裸体絵ありのため、背景注意

危険な系譜 秋谷修矢2 表紙メイキング | 晶山嵐子の日記

危険な系譜 秋谷修矢2 表紙メイキング 2 | 晶山嵐子の日記

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有・罪・判・決 2
有・罪・判・決 2

A5 116P 1200円 (送料別)
有・罪・判・決 2表紙
裏表紙は内緒。
本で見てね♪

ヤクザの次男×美人検事
年下攻め

有・罪・判・決(1)』は商業誌です。

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ジュンク堂
パピレス

傾向

大阪の街でラブラブデート!
美人の章彦さん、男達から口説かれまくり!

ぼへーっとしている章彦さんに勝輝がムカツイテ、あっちこっちでエロを仕掛けていきます。

キャラ

佐納 章彦さのう あきひこ超美人検事 銀縁眼鏡クールビューティー受
二階堂 勝輝にかいどう しょうきヤクザの組長の次男俺様攻
二階堂 仁輝にかいどう じんきヤクザの組長の長男超俺様攻
松崎 久嗣まつざき ひさつぐヤクザの顧問弁護士上品攻
榊 四朗さかき しろう検事。章彦の後輩セミマッチョ

粗筋

本編でラブラブになった(といったら章彦はきっと怒る)勝輝章彦

今日は勝輝の誕生日!
美人検事章彦さんの休日をもぎとって、大阪デートと洒落込みたい勝輝

プロのメイクアーティストとプロのスタイリストをつけて、章彦と自分を金髪碧眼の外国人に大変身させ、二人で街中をうろうろする。

金髪美人に見える章彦が、地元大阪に帰って来ていた松崎に口説かれ、日本脱出を試みる仁輝に襲われる。
勝輝は平和にデートをしたいだけだったのに流血の大惨事。

  • 章彦の自宅のお風呂でエッチ。
  • 天王寺地下鉄駅のトイレでエッチ。
  • 天王寺を連れまわしエッチ。
  • 日本橋でカーセックス
  • 大阪南港の繁華街のトイレでエッチ。
  • とある処のソファー衆人環視の中、エッチ。
  • 章彦の自宅でエッチ

はっ……7回もエッチしてる……
(全部挿入までしたわけじゃないですが)
章彦さん……元気だなぁ……

  • 勝輝のすさまじい生い立ち入り

進行状況

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冬コミ新刊 2009 BL 4冊!

>>進行状況 表紙完成

『有・罪・判・決2』 表紙 | 晶山嵐子の日記

勝輝や松崎の顔 | 晶山嵐子の日記

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